7月だ!夏だ!音で涼しむ「風鈴」は『厄除け』だった?!

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7月だ!夏だ!音で涼しむ「風鈴」は『厄除け』だった?!

2020/07/02

7月だ!夏だ!音で涼しむ「風鈴」は『厄除け』だった?!

 

みなさま、こんにちは~!青霄書法会の神谷です!

 

7月ですねー(>_<)暑いですねー!

今日もニュースで「熱中症」のお話が取り上げられていて…

 

新型コロナウィルス感染予防として、

屋外でもマスクを付けられている方も多いのかと。

そうなると、熱がこもってしまって、

熱中症のリスクも高まるそうでして(/_;)

 

屋外などのひらけたところや、人との距離を保てる場所では、

マスクを外しても大丈夫みたいなので、

少しでも涼しくしたいところですね!!!

 

涼しくといえば~

 

 

(( ちりん、ちりーーーーーーん ))

 

 

この音を聞くと、なんでか「涼しさ」を感じるのは、私だけなのでしょうか…

夏といえば!『風鈴』の音も上位にランクインするのかな、と☆

 

<涼しいと感じるのは、ホント!>

ちなみに!調べたところによると~

風鈴の音って、ほんとに体感温度を変えちゃうみたいでして!

 

(( ちりん、ちりーん ))

 ▼

「あ、風鈴の音がなってるなー」

 ▼

「ということは、風が吹いてるんだなー」

 ▼

それをとらえた脳によって体温が下がる

 

んだそうです!

「音」で体が風を感じて、体温を下げるってことですよね☆

なんだっけ、音が鳴ったらよだれが出る、パブロフの犬?

みたいな?違うかな…笑

 

さらに言えば、

これって「風鈴の音」を知っている人にしか、

起こらない現象だそうでして!!

日本に来て、風鈴を目にするのが初めての

外国の方などは、体温が下がることはないんだそう。

 

風が吹いたから、この音が鳴っているって

知っているからこその現象なんですね☆

 

<風鈴ってそもそも何?>

風鈴っていい音だなー

ガラスとか銅の風鈴とか、いろいろあるけど、

少しずつ音色が違うのがまた、風情だよねー。

 

って、よく考えると風鈴って…何なんでしょう?

夏を涼しくするためのアイテム?インテリアグッズ?

 

いえいえ、風鈴の起源は中国の「唐」の時代にあり、

『占風鐸(せんふうたく)』と呼ばれるものだそうです。

 

竹林の東西南北に風鐸を吊り下げて、

音の鳴り方で、物事の吉凶を占ったんだそう。

 

これが、奈良時代に仏教文化として伝わったのですが、

日本では「魔除け」として風鐸が使われました。

 

当時日本では、「強い風」が流行り病や邪気を運んでくるものと

考えられていたので、強い風で音が鳴る『風鐸』は、

その邪気を払ってくれると言われたんだとか☆

 

今でも、お寺の四隅には風鐸が吊るされてるものがあるそうですが、

音が聞こえる範囲の住民には災いが起こらないと

考えられていたそうですよー(*´ω`*)

 

次第に、風鐸は「風鈴」と呼ばれるようになり、

貴族の屋敷の縁側に厄除けとして銅製の風鈴が吊るされるように☆

 

現在主流になっているガラス製の風鈴は「江戸風鈴」と呼ばれ、

1700年頃から作られ始めますが、ガラスが安価になってきた、

明治時代から世の中に広まっていったそうです。

 

<音って。。。すごいですね!>

風鈴の音は、脳内にアルファー波が誘発され、

リラックスできる音だそうでして~(#^^#)

 

小鳥のさえずりとかにも見られるそうなんですが、

音に『癒しの効果がある』と思うと…すごいですよね!

 

植物にクラシックを聴かせて育てると良い、

みたいな話を聞いたことがありますが、

「音」の影響って、あなどれないですね(*_*;

 

Wikipediaで風鈴の記事を見ていたら、

「音」に関する項目が載っており~

▶鈴をつけて、クマなどの動物から身を守ったり

▶神様を拝むときに、鈴を鳴らしたり

▶お祭りの際は、太鼓などで音を鳴らしたり

なんだか…音って、関わり深いなぁと感じてしまいました☆

 

今回は風鈴のお話から思うことをつらつらーと

書かせていただきました(*'ω'*)

 

書道でも、書き方によって、文字の印象が異なりまして!

ひとえに同じ「涼」という漢字でも、草書で速く書くのと、

楷書でゆっくり書くのでは、与える印象が違うんですよね☆

 

紙と筆の摩擦で生まれる「音」を楽しみながら、

書き方で変わる「書」の違いを「書道」のお稽古の中で

感じるのはいかがでしょうか~(*´ω`*)

 

少しでも興味の出た方は、

是非、青霄書法会へお越しくださいませ!

 

お待ちしています~☆